西翔記(さいしょうき)

私の日々の生活での記録、記憶書(アウトプット)の場です。

比較優位 って知ってる?

こんばんは、河西です。 

今回は、少しご覧になるだけで忙しさと向き合い方が変わる、比較優位 という経済学の知識を書きます。

 

最近とても忙しくなる週末は、私の職場(居酒屋)のキッチンでの仕事では当たり前です。そういうときに限って、調理長は、周りの人は何も協力してくれない、自分だけが忙しいと考えてしまいがちなようです。

 今回は、このような調理長の思考に沿って自分や他のキッチンの方の心理と、どのように考え行動すれば良いのかについて考えてみたいと思います。比較優位という考え方を私の職場関係の改善策として見つけたのでご紹介いたします。


 沢山の料理のオーダーを調理長1人では時間内に完成させるのは不可能です。効率良く分業するしかありません。
その場合、調理長は直接的に作業に加わるのではなく、他の人たちに手伝ってもらうべく、指示を与える側に回った方が効率的です。


経済学的に言うと、調理長は全ての作業を掌握しているので、管理することに比較優位があると考えられますね。一方、具体的な作業内容を知らない他の人たちは、直接的な作業をすることに比較優位があると考えられます。


 効率的に分業するためには、比較優位があるほうの作業に特化すればいいという考え方です。どのような作業も調理長がやれば一番早いのは明確ですが、調理長という役職は1人しかいないのですべての作業を時間内に行うことはできません。
従って調理長は「作業は一番早いけど」作業すべきではないのです。どのように作業すれば良いのか指示を出し、他の人の協力を得るべきで。

 調理長以外の人でも、指示さえ仰げば「調理長ほどの効率はないとしても」作業を進めることはできるはずです。
 何も知らない「知ってはいるがバイト身分な他の人」たちは、指示がないと何もすることがなく、何をして良いのかも分からず、途方に暮れてしまうことでしょう。調理長が指示を出さずに作業してしまうと、調理長だけが忙しくなり、他の人たちは何もすることができず「やりたくても何をしていいのか分からないから作業できない」、調理長1人がイライラする心理結果となってしまいます。そして時間内には終わらない。これは、ほぼ決断ミスといっても過言ではないですよね?

 作業内容を熟知している人は、作業スピードは速くても、直接作業を行うべきではない。比較優位がある方の作業に専念すべきだと思いますね。

 誰かに任せられる作業があるなら任せて、自分にしかできない作業に特化した方が効率的ではないでしょうか?


 日常生活の中にも、比較優位の考え方を取り入れれば効率的に物事を行うことができるという状況は沢山あると思います。「自分だけ、私1人だけ忙しい」という状況を回避するためにも、比較優位の考え方を取り入れるのはいかがでしょうか?

 

少し堅苦しい内容かと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

では、また。