西翔記(さいしょうき)

私の日々の生活での記録、記憶書(アウトプット)の場です。

うちは一族 その末裔 うちはサスケ (NARUTO原作) 互いの心の痛みを分け合う

どうも、久方ぶりに記事に取り掛かれました、河西です。

最近、泣いてしまったある漫画でこの記事を書きました。

短く書きますが、書いててつらいのもありますね。(>_<)

まず、内容から背景をお伝えします。

 

舞台はナルトとサスケが最後の勝負をした後です。

月を見上げる様にして目を覚ましたナルトとサスケ。
「そんなになってまで…なぜオレの邪魔をしたがる?」
すでに動けなくなった2人だが、そんな状態になるまで戦ったからこそサスケとしては聞きたかった様子。
「友達だからだ」
何度も口にして来た言葉を吐くナルト。
そんなナルトにそれは一体何なのか、しつこく聞こうとしたサスケだったのだが…。
「お前のそーゆー背負ってゴチャゴチャしてるとこ見てっと…なんでか…」
「…オレが…痛てーんだ」
その言葉はサスケにとって気づかされた言葉です。

ここが泣いてしまったポイントです。痛くてほっとけないというナルトの言葉に表情が変わるサスケ。
何と、サスケもナルトが苦しむ姿を見て同じ様に痛みを感じていた。

解説:ここの「痛み」はおそらくは心理的なことです。
他人とつながろうとするナルトを見ては自分の家族を思い出し、何故か安心していたというサスケ。
同時にそれは弱さだと感じ修行したサスケだが、ナルトと同じ班になり互いに強くなっていくのを実感したサスケはナルトとも闘いたいと思う様になったのだと。
七班に家族の影を見る様になり、ナルトの痛みが分かった事で初めて仲間だと思えたというサスケ。
ナルトがサスケみたいに強くかっこよくなりたくて後を追いかけていたと言っていたけど、サスケもまたナルトに自分にはない強さを感じ、まるでかつての兄の様に自分の前を歩いていると感じていたらしい。

何やら互いに相手の事を認め、追いかけていたらしいナルトとサスケ。紆余曲折して(一回ナルト以外のほとんどの忍びを敵に回していたので)この状態で分かったのです。

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オレの敗けだ



 

意識を失い、再び目を覚ましたナルトとサスケ。
「お前ぶんなぐって今こそ本当の目をさまさせてやろーと思ったのに!」
一日経っても動けない事を悔しがるナルトだが、まだまだやる気のナルトにサスケは笑い出す事に。
「認めてやるよ…」
「オレの 負けだ」
何と、敗北宣言をするサスケ。

自分自身で決着をつけようとするサスケだが、ナルトが目指すのは全忍の協力であり、サスケには生きて協力してもらいたいらしい。
 

サスケがまたたてついたら止めるし、そもそももうサスケはそんな事はしないと断言するナルト。
「これ以上同じ事言わせんな!!」
「お前の方はまだ分かってねーのかよ!」
「そういやお前も意外にバカだったもんな…!」
何処までもサスケという人間を信頼するナルト。
そんなナルトの言葉にサスケの目から涙が、(ああ、泣くーーー!)
「…るっせーよ…ウスラトンカチ」
まるで昔に戻ったかの様に懐かしいセリフを吐くサスケ。
そんなサスケの左腕とナルトの右腕はすでに無く、まるで手をつないでいる様に血が流れている様子。

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和解の印
以上が背景です。
 
さてさて、本当に号泣してしまった部分が、サスケ真伝雷光編

サスケは里を守るためにチノ(血の池一族でうちはが自分たちを皆殺しにしたと復讐を企てる相手)と戦いますが、チノはそのことが理解できませんでした。なぜならうちは一族はかつて木ノ葉隠れの里の闇の部分を背負わされ、その結果一族は抹殺されることになったからです。

 

サスケは昔その事を知らなかったのでイタチに恨みを抱いて里を抜けてしまいました。しかし真実を知った後はイタチの意志を継ぎ、イタチのように陰ながら里を守るようになりました。その事情を知らないチノにとっては、サスケは木ノ葉隠れの里に復讐心を抱いてもおかしくはないと思っていました。この名言はその時のチノのセリフです。

 

だからってどうして木の葉のために戦うの?木の葉の葉は鮮やかで根は暗い。木の葉には光と闇がある」

チノの名言には「あんたが死んだら…」という名言があります。この名言はサスケとチノの戦いの終盤で描かれました。チノはいよいよサスケを前にして為す術もなくなってしまいました。チノは早く殺せと言いますが、そこに風心(チノの仲間でフウシンとよみます)が現れます。風心は前回のサスケとの戦いで重症を負っていましたが、チノをかばって殺すなら自分を殺せと言いました。

それを聞いたチノはこの名言を言って涙を流しました。チノはそれまで両親の顔も知らず、自分が何者なのか分からずに過ごしていました。孤独だった自分の気持ちは誰にも分からないと訴えていましたが、チノはそう思い込んでいただけで隣にはずっと風心がいました。チノはこのときやっと、自分は独りではなく風心というかけがえのない仲間がいることを自覚しました

あんたが死んだらあたしが痛い。

 

今も少しうるうるしながらこの記事を書いてます。

 

なぜって、仲間を私を支えてくれる人がちゃんといて、それも数十人以上。

 

一人暮らしの身で、決して誰かに頼ったり、逆にアルコール依存症になって死ぬ気になろうなんざ、言えるはずありませんよね。

 

最後です。めっちゃ長い代わりに短く終わらせます。

 

私は独りぼっちじゃない!!

 

______________THE END________________