どうも、河西です。
今回は似てるような医学と科学及び科学者について考えてみました。
と、いっても 名言によせて書かせていただきます。
では、まず医学、医学者から…
かの有名な無免許外科医の漫画ブラックジャックから、ブラックジャックとは、
著者 手塚治虫 出版社 秋田書店 掲載雑誌 週刊少年チャンピオン 掲載期間 1973年~1983年 単行本巻数 全17巻 ジャンル 医療漫画 ブラック・ジャックは天才外科医として世界的に有名な医師ですが、なんと医師免許を持っていないというアウトサイダー。
その上、ブラック・ジャックの手術を受けるには、目玉が飛び出るほど高額の医療費を支払わなければなりません。
それでも、その手腕は本物ということで、ブラック・ジャックに手術を依頼する人は後を絶ちません。
そんな冷酷にも見えるブラック・ジャックですが、彼の何よりの魅力はその心に秘めた情熱にあります。
『ブラック・ジャック』には、ブラック・ジャックの「命」や「生」というものへの信念や葛藤、叫びがそこかしこに描かれています。
「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいと思わんかね…」
これはこういうことなんです。
医学は生命のふしぎさにはかなわない…。それなのに、人間ごときが生き物の生き死にを自由にしようだなんて身の程知らずではないか…
それでもブラックジャックは医者を続けます。
その中でブラックジャックはこんなことまで口にします。
「正義か、そんなもんはこの世の中にありはしない」
「もし人のいのちを救ってその人の人生をかえたなら、もしかしたら歴史だって変わるかもしれないだろう?」
「格式だの家柄だのってやつはわたしゃア胸がムカつくんでね!!そいつァ人間のいちばん愚劣な病気みたいなもんだ」
もう、ここまで来たら医学倫理とともに哲学の分野入り決定ですね。
さてさて、医学、医学者の方はここまで。
で、科学者の名言「これだけは!」ってのを引用させて頂きます。
BLEACHのキャラクターでマッドサイエンティストの涅マユリをご紹介させていただきます。
まず、BLEACHとは、
『BLEACH』(ブリーチ)は、久保帯人による日本の漫画作品。『赤マルジャンプ』(集英社)2001 WINTERに掲載された読み切り版を経て[8]、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2001年36・37合併号から2016年38号まで連載された[4]。悪霊・虚(ホロウ)を退治する死神の代行者になった高校生・黒崎一護と仲間たちの活躍を描く剣戟バトルアクションコミック[2
涅マユリ
概要
基本は面妖な黒い化粧と仮面をした異相で、幾度か衣装が変わるものの、顔立ちそのものはそこまで人間離れしていないので、仮面の下には(耳を除けば)普通の顔がある。また、自身の身体を改造し様々な武器や仕掛けを隠している。就寝前には化粧を落とす。
普段は隊長として理知的に振舞っているが、その本性は残忍な性格をしたマッドサイエンティストで、倫理観の歯止めが利かない研究・実験を好む強い好奇心の持ち主。趣味は実験で特技は人体実験である。しかし、マユリ自身は「慈愛に脊髄が生えて動き回っているような存在」と、臆面もなく称している。ただし「全ては護廷十三隊のために」とも語っており、己の行為を正当化する為の方便も多少は入っているのかもしれないが、間違いなく組織への忠誠心も、正義も信念もしっかり持っている。特に総隊長への忠誠心が凄くある(メタな話、そうでないと味方キャラとは呼べない)。
以上が涅マユリさんのざっくりとした紹介でした。では、名言へ。
「完璧な生命など存在しない」や「科学者は、研究対象が常に、今までのものより素晴らしくあっても完璧ではないように、という二律背反を苦しみながらも快楽を憶えなければならない存在でなくてはならない」
このダブル名言。神級ですね。
さて、元に戻りましょう。
一般論、医学と科学はこう分別がつけられている。
医学とは:生体(人体)の構造や機能、疾病について研究し、疾病を診断・治療・予防する方法を開発する学問
科学とは:自然や人間、社会などさまざまな事象に対して、一定の方法や目的をもって、体系的に研究することであり、それによって得られた知識、学問。
ブラックジャックは医学の底を突いた哲学者であり、引用動画の涅マユリは科学の底を突いた哲学者であると私は思えてならない。
患者は病気を治すために薬を飲む。 医者は病状を良くするために治療をする。 その根拠は科学的であると考えられているが、実際には曖昧であることが多い。 なぜか。 科学的データにもとづく「平均値治療」が奨励されているとはいえ、臨床の現場では、すべてを科学で解決できるとはかぎらないからだ。 むしろ、患者のほうが非科学的な治療を望むことも多々ある。
はぁ~疲れた…(笑)
ちょっと私の話を入れます。
私は統合失調症を持病として生きています。思えば今から15年前から倫理学を学んでました。そしてそのうえで大学時代、臨床心理学に入学。そのきっかけは自の病と社会心理の探究。大学4年で資金不足で除籍処分になりそれからは医療倫理ばかり探っておりました。本当は社会心理学を深く学びたかったのもありますが、今となっては自分のことで手一杯。
そんな中でブラックジャックやBLEACHの涅マユリに出会い、とうとう医療倫理に関心が向いてしまいました。
「医療倫理について論文書け」なんて言われても素直に着手するでしょう。そのくらい心と科学に根強い知識と探求心が芽生えていまや、大木となって花を咲かせるまでに成長しました。
長くなってきたのでそろそろ…医者は決して生きものの生き死にをコントロールできやしない。いや、やれない。ホントはやってはならない。
対して科学者は、完璧は絶望。知恵も才能も立ち入る隙がないから。
じゃぁ科学者は医学を超すことなどできるのか?それは科学者が生物としての被験体をコントロールでき、そこに新たな観察対象を見出す…。
そこは、「正義と生命倫理」のお話にしましょう。
いつか書きたいなって思ってるんで。
では、今回はここまで。
ここまでご高覧頂きありがとうございます。
では、また!!